打倒・本田を目指し、あたしはリトルの練習に行く為街中を歩いていた。すると、誰かとぶつかってしまった。「ごめんなさい!」とすぐさま謝ると(と言いつつ本当はsこまで悪いと思っていない)、その人は「あぁ?」と言った。
「ごめんなさいじゃネェよ、お嬢ちゃん。靴が汚れちまったじゃねぇか」
今時居たんだ。こんないちゃもんつける人。あたしは心の中で「ぶわーか!」と言いながらしゅんと眉を寄せる。
「あの、ほんとに、ごめんなs「あ、じゃん。お前何してんの」」
誰 だ お 前。
(つーかお前にお前って言われたくないわ!)
と思ったクラスの奴(と、ソイツの兄貴みたいな変なおっさん)がそこに居て。「兄ちゃんの靴、すげー高かったんだぞ。今日おろしたばっかなのに…あ!傷がついてる!!」とクラスメイトが言った(ちなみに名前は…えっと……何だっけ?)。っていうかそれの何処が傷ついてるって?お前の目は節穴か。そんなもん何処にもあるわけが無いじゃないか。「どーしてくれんだよ」と睨みを聞かせるおっさんに、あたしはどうやって練習に遅れると連絡を入れようかと考えた(やっぱり謝る気は無いみたいというか、こんな事言われたら謝りたくないに決まってるじゃないか)。